ECサイト・ネットショップ構築 > ネットショップ開業 > ネットショップで実際に買い物を体験
▼ウェブショップの購入から商品到着までの流れ
1有名検索サイトで
商品を検索
ほとんどの場合、訪問者は検索エンジンや商品検索サイトなどを通じて、ある一つのお店を選びます。多数あるお店の中から、どんな点にひかれて、そのウェブショップにアクセスしようと思ったのか?などを考えながらアクセスしてみる。
●商品検索サイト「パーク」
http://park.jp/
2目当ての
ウェブショップ
にアクセス
検索エンジンなどから「目当てのウェブショップ」を探し出したら、訪問は実際にお店ページを開くことになる。最初に目にするトップページ又は商品紹介ページの第一印象がいかに大切かを経験してみよう。
●そば富泉
http://www.tomisen.com/
3お店ページを念入りにチェック
「この商品、いいな」と思った訪問者は、さまざまなページをクリックして、商品を探す。同時に、初めての店の場合、信用できる店かどうかもチェック!その際、「購入者の声」や「運営者情報の掲載」が重視されることがわかる。
4注文!
購入商品が決まったら、訪問者は「注文」の手続きに入る。つまり「商品紹介ページ」から「注文ページ」へ移動するが、分かりやすいページ誘導が鍵だ。購入者が注文ページになかなか到達できないことがいかにお店にとってマイナスになるかを実感してほしい。
5注文確認
メールが届く
買い物が完了すると「注文確認メール」が届く。このメールが迅速に届くと購入者に安心してもらえる。逆になかなか送信されないと、確実に買い物できたのかどうか不安になる。そんな不安感を味わえば、メールの重要性を納得できる。
6商品発送
メールが届く
いつ商品は発送されるのか?購入した後の一番の関心事だ。「商品発送メール」が送られてくるとうれしい気持ちになるだろう。反対にもしもこのメールが届かなかったり、遅れたりしたらどれほど不安か……。想像してみよう。
7商品到着!
待ちに待った商品の到着。このとき梱包が雑だったり商品が破損していたら、購入者は落胆するはず。また、違う商品が届いたり傷があった場合、さらに大きな失望を味わう。反対に丁寧に梱包された商品が無事に届いたら……?大満足!のはずだ。
8調理スタート
今回、「そば」を注文。いざ調理するときに、正しい作り方やレシピ、保存方法などを書いた紙が入っていたら安心だしうれしいもの。こんなちょっとした親切心もウェブショップ運営では大切なんだと胸に染みるだろう。実際に買い物をしたからこそ理解できる点だ。
9完成
そばが出来上がった後も「盛り付け例」などがあれば、「かゆいところに手が届く店」とファンになってくれる可能性大!もちろん何より商品が一番重要だが、同様にお店の気配りや心遣いがいかに大切かもわかる。いい加減な気持ちではできないし競合店と渡り合えない。
10「お礼メール」が届く
最近では。商品発送後、ウェブショップから「お礼メール」を送るのは一般的。しかし自分が購入者になってみないと、なぜこのメールを送る必要があるのか、その重要性を理解できないだろう。商品が届いた後に、お店からお礼のメールが届いたときの気持ちをぜひ味わってほしい。
これからウェブショップを開店しようと考えている皆さんに、開店前に試していただきたいことがあります。それは、「店長になったつもりで、ウェブショップで買い物をしてみる」ことです。購入者としてではなく、運営者としての厳しい目で買い物をすることで、気づくことも多いはずです。
この擬似体験を通して、商品検索から商品到着までの購入の流れをあらためてチェックしてみると、お店の運営フローだけでなく、購入者の気持ちもあらためて理解できることでしょう。
購入者の気持ちを理解できないと、商品を梱包するとき、購入者の気持ちを無視して「梱包代がかさむからエアークッションの量を減らそう」といった営利第一主義に走ってしまうかもしれません。
しかし、いつも購入者のことを第一に考えて運営していれば、「もしも商品が破損してしまったら、購入者はどれほどがっかりすることだろう」という思考が自然に働きます。この考え方こそが、繁盛店の店長としての第一歩なのです。
とはいえ、ただ「購入者あっての店」と考えているだけではダメです。机上の空論になってしまい、自分自身の思考の枠から出ることができません。
だからこそ、店長になったつもりで、ウェブショップで買い物を経験することが大切なのです。
店長の視点で買い物してみるとわかることが数多くあります。たとえば、店主は購入者に対してどのような配慮をするべきなのかを実感できますし、購入者にメールを出すベストなタイミングも知ることができます。
購入した商品が手元に届くまでの期間の長さを考えると、いかに早くお届けすることが大切なのかも実感できます。そして、到着した商品が期待通りならば、購入者がどれほどの満足感を得られるのかも想像できるでしょう。反面、梱包が雑だったり、破損した商品が届いたとしたら、どれほどの怒りや失望を感じるものか実感できるでしょう。
そこで、買い物をしたら、感じたことを思いつくままにノートに書いてみましょう。その経験を自分のお店の運営に役立ててください。
なお、ウェブショップで買い物をするときは、自店で扱う商品と類似した商品を販売する店を選びましょう。1度だけでなく、何度も試してみましょう。また、開店後も定期的に買い物を続けること。なぜなら、競合他店のさまざまな取り組みをリアルタイムで知ることができるからです。その取り組みが素晴らしければ、ぜひ自分のお店の運営にも取り入れてください。では、早速買い物をしてみましょう!