ECサイト・ネットショップ構築 > ネットショップ開業 > 導入する決済方法は主に6種類
ネットショップでは、購入者と直接、お金のやり取りはできません。銀行振込などの決済手段を介することになります。
数年前までは、開店時には「郵便振替」「代金引換」「銀行振込」の3つの決済方法の導入が基本でしたが、現在は「クレジットカード決済」「コンビニ決済」の導入もネットショップには必要不可欠。購入者の多くが、クレジットカードなどでの買い物を望んでいるからです。クレジットカード決済やコンビニ決済は、代行会社を介することで、個人でも導入できるため、開店時の必須サービスと考えてください。
決済手段を導入する際、しっかり頭に入れておきたいことがあります。それは“手数料”です。たとえば、代金引換( 郵便局のサービス)で250円かかります。そのほかのサービスでも、多くの場合、手数料は発生するので、この点は、考慮しておきましょう。この中で、クレジットカード決済には通常売上げの5%?の手数料がかかりますが、少しでも安く、また回収金が少しでも早く振り込まれる業者を選びましょう。
1 郵便振替
郵便振替用紙を購入者に送り、指定の郵便口座に入金してもらう方法だ。入金の際には「振込手数料」が発生するので購入者と店側のどちらで負担するかを決めておくこと。ATMを使った振り込みで80円(3万円まで)かかる。なお、振込の確認には3~4日かかる。
導入方法郵便局で郵便振替口座を作ればOK。どの郵便局でも、簡単に口座を開くことができる。
2 代金引換
配達員が商品を購入者に届けたとき同時に料金も回収する方法。代引手数料、振込手数料は発生するので要注意。なお、回収された代金は、指定の口座に振り込まれる。郵便局のほか、宅配会社でも実施している。手軽さでいえば、郵便局の代金引換だ。
導入方法郵便局の場合は、商品を発送する際に、申し込めばOK。宅配会社は事前に契約する必要がある。
3 銀行振込
金融機関の口座に振り込んでもらう方法。最近はネットバンキングでネット上から簡単に振り込めるようになったため、人気が出てきている。ただし、他行への振込などは手数料が高いなどのデメリットもある。主要な銀行を網羅すれば購入者に喜ばれるだろう。
導入方法口座を開けばOK。法人であれば店の名前で口座を開くことができるが、個人は個人名になる。
4 クレジットカード決済
もはやウェブショップの定番と言える決済方法。注文完了と同時にカードの手続きも完了するため、代金の未回収などの心配もなく、安心して商品を発送できる点が最大のメリット。購入者にとっても、銀行に支払いに行く手間がかからない。お店にとっても、購入者にとっても便利なサービスだ。
購入者の60.0%がクレジットカード決済を最もよく使うと回答!(※)
5 コンビニ決済
コンビニエンスストアの活用頻度が高い購入者にとってとっても便利なのがこの決済手段。ウェブショップ側はコンビニ用の払込票を送ることになる。若い世代には人気の決済方法といえよう。クレジットカード決済同様、今や開店時の必須サービスだ。
6 電子決済
電子マネーなどで商品代金を支払う決済手段。楽天銀行や楽天Edyなどでオンライン上で決済ができるため、お手軽で迅速なお支払いが可能といった利点がある。
※出典「平成24年通信利用動向調査の結果」総務省
当店では、開業当初は他社のネットショップ専用ホスティングサービスを利用していましたが、いろいろ検討した結果、ショップサーブに移転しました。しばらくすると、クレジットカード決済の利用率が、全注文の15%程度から45%に飛躍的に伸び、大変驚きました。繁忙期は70%を超えます。購入者が使いやすいショッピングカートシステムなので、スムーズに情報を入力できるからだと思います。
カード決済が増えた分、確実に注文件数も増えました。カード決済で、もう一つうれしかったのは、決済手数料が他社と比較して、かなり安く設定されている点です。以前は「カード決済が増えると、運営側の手数料負担も増えて大変」と感じていましたが、今はそんな不安も消えました。また、お金の回収サイクルが短い点にも満足しています。