ECサイト・ネットショップ構築 > ネットショップ開業 > 商品写真撮影術2 商品を机に置いて撮影しよう
バッグ、カゴ、お椀、コップなどの雑貨・生活用品。
立体感のあるおもちゃなど。
セッティング&撮影の流れ
天井の照明は、そのままだと光にムラが生じるため、トレーシングペーパーで覆って四隅をテープで留めて固定する。大型文具店で、約20メートルのロール状で2000円程度で購入できる。
テーブルを壁際に置き、グレーのバック紙を壁にテープで留め、机の上に図のように敷く。このとき、バック紙は慎重に扱うこと。ちょっとしたシワが、写真写りを悪くし、撮り直しをすることになる。
テーブルの手前中央部に三脚を立て、デジカメを設置。ファインダをのぞき、中央に商品が入る位置に商品を置く。バッグには新聞紙などを入れて立体感を出す。
卓上ライトは、トレーシングペーパーを併用。卓上ライトの光をレフ板の白い面に反射させ、少しずつずらして商品に光を当てる。
最初に「オート機能」で撮影し、その次に「マニュアルモード」で「露出」を変更した写真も撮影。露出は?0.6~+1.2の間に設定し、複数枚撮影する。
蛍光灯の光を利用し、机の上に商品を置いて撮影する方法は、雑貨、玩具など、立体的で反射しない商品のほとんどに対応できる万能なセッティング方法です。商品撮影の基本ともいえるので、しっかりとマスターしましょう。セッティング&撮影の手順は5つ。
ポイントになる項目は2つあります。1つは、天井の光と卓上ライトの蛍光灯の光を使って撮影する点。どちらもトレーシングペーパーで覆い、光をやわらげる必要があります。
もう一つは、レフ板のセッティングです。卓上ライトの光を、レフ板の白い面に反射させ、レフ板を少しずつずらしながら、商品に光が一番当たる場所にセットしましょう。
上で紹介したバッグ同様、腕時計の撮影も机の上に置いて撮影できる商品。腕時計は光を反射しやすい商品のため、商品の下に敷くバック紙を、白ではなく黒に変更し、反射を極力抑える。
また、バッグのセッティング方法に追加して行う作業は、商品の正面からもレフ板を当てる点だ。
イラストのように、白いレフ板に黒いレフ板を重ねるだけでOK。このセッティング方法で腕時計も簡単に撮影できる。時計のように小さなサイズで光る商品の場合、この方法が有効。