ECサイト・ネットショップ構築 > ネットショップ開業 > 訪問者の心をつかむキャッチコピーの6つの強調ポイント
1 オンリーワン・専門性
「ほかにない」「唯一の」
「厳選された」「ハンドメイドの」
ウェブショップでは、他店で買えない商品を買いたいという訪問者がほとんど。それだけにオンリーワンという言葉の訴求力は絶大です。ただし、「世界で一つ」など、あまりに誇張した表現は、違法行為になるので控えること。
2 安全性・信頼感
「信頼のある」「○○賞を受賞」
「評判」「実績」「愛される」
安全性・信頼感を求めない購入者はいないので、その点を強調することは重要。下の例のように「獲れたて」といった表現は、訪問者に「新鮮で安全なんだな」と納得してもらえる。「○賞受賞」など具体的なアピールも有効だ。
●うに屋むらかみ
http://www.uniya.net/
3 安さ
「激安」「今だけの価格」
「期間限定価格」
「お値打ち」
「お求めやすい」
値段自体はもちろんだが、「1000円均一」「期間限定」などお得感をアピールすることも重要。ただし「激安」などの言葉は、訪問者の世代によっては不快感を抱く危険もある。安さのアピールは世代も考慮して使いたい。
●和の花
http://wanohana.jp/
4 使いやすさ・
役立ち感
「便利な」「実用性のある」
「誰でも」「最適な」「どんな人でも」
その商品がどれだけ便利なのかを伝えるのも大切。「使いやすさ・役立ち感」の強調は、万人に効果的。上の例の「ちょうどいい大きさ」は、シンプルで、しかも使いやすいイメージが瞬時に伝わる秀逸なコピー。
5 充実感
「満載」「たっぷり」
「いっぱい」「詰め込んで」
「すべて」「何でも」
「量」が武器となる商品を扱っている場合、「箱いっぱいに詰め込んだ」などのコピーで、充実感をアピール。「量」だけでなく「機能」なども充実感を訴える強調ポイントになる。充実感はすべての世代に効果的。
6 おいしさ
「口当たりのいい」「とろける」
「まるで○○のような」「じゅわ~っと」
「食品を扱うウェブショップの場合、まずは、その「おいしさ」をアピールすることにが基本。ただし、おいしさを訴求するコピーは、年齢層・性別に配慮すること。「じゅわ~っと」という表現も、年配の訪問者には下品な印象を招きかねないので、要注意。
キャッチコピーは、商品と購買者の特性を把握しながら書いていきます。しかし結果として、完成したコピーが訪問者の心に響かないようではまったく意味がありません。
そこで、訪問者の心をつかむためのいくつかの“強調ポイント”を考慮しながら、コピーを書くことが重要です。
そのポイントは「オンリーワン・専門性」「安全性・信頼感」「安さ」「充実感」など6つ。これらの強調ポイントは、どれも訪問者が求めている情報です。通常は、単独で使いますが、複数盛り込んでもかまいません。
とはいえ、「短い」「理解しやすい」「忘れにくい」をモットーに、端的に表現することを忘れてはいけません。
また、見た目も大切です。たとえば「新鮮な魚介」というコピーを見たとき、少し漢字が多いという印象があれば「新鮮な」を「フレッシュな」に置き換えることも戦略の一つです。
さらに、見た目と同様、読んだときの「リズム感」も大切。コピーが完成したら、一度声に出して読み上げ、リズム感があるかを確認しながらコピー作りを心がけましょう。